住宅ローンはお得?注文住宅でローンを利用するメリットとデメリット


予算に余裕を持たせられる

理想の家が手に入る注文住宅におけるローンの利用には、予算面で大きなメリットが得られます。注文住宅の設計をする時に、設備を始めとした細部にまでこだわったことで当初の予算をオーバーしてしまうケースも少なくありません。住宅ローンは文字通り、借りたお金を分割で返済していく形になるので、無理なく支払える範囲で予算を増やすことができます。

ローン控除による減税効果

ローンを組んで家を購入する人は、住宅借入金等特別控除と呼ばれる制度が適用されます。住宅借入金等特別控除とは、法律で決められている金額分が所得税から差し引かれる制度です。利用するにはいくつかの条件を満たす必要がありますが、申請が認められれば税金の負担を大きく減らすことができます。ローンの返済期間が長くなるほど減税効果は高くなるのが特徴です。

利息で返済の総額が増える

住宅ローンを利用する上で、注意しなくてはいけないのが利息による返済額の負担増です。金融機関の融資は慈善事業で行っているわけではないので、借入とは別に毎月一定の利息を払うことになります。本来であれば必要のない利息によって、トータルの返済額が借入金より増えてしまう点は、分割返済におけるデメリットの一つです。完済までの期間が長くなるほど支払いの総額も増えることになります。利率は金融機関ごとに異なりますが、市場の動きに合わせて変動する仕組みです。完済までの数十年の間に市場がどう変化するかは専門家でも予測が難しく、社会情勢次第で返済のハードルが高くなることもあります。

建材の一括大量購入や規格型の部材導入などによるコストカットをはかった住宅のことを、ローコスト住宅と呼びます